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Tea-break・・・矢部院長からのちょっといい話

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○ 2022年12月 2022年スギ・ヒノキ花粉情報(第1報)

 ことしもいよいよ最後の月となりました。12月はことしをふり返ることもあるでしょうし、反省点もいろいろとあると思います。私自身のことで恐縮ですが、昨年の今ごろ「来年の目標はパソコンのブラインドタッチをできるようにしたい」と宣言しましたが、今だかつて目標は達成されていません、トホホな状況です。皆様はいかがおすごしでしょうか。

 さて、例年12月は毎年、翌年のスギ・ヒノキ花粉飛散情報第1報をご紹介してきました。今回はどうなるのでしょうか。
NPO法人花粉情報協会のデータによりますと「2023年のスギ花粉の飛散開始は、ほぼ例年並みかやや遅くなる見込みです。スギ、およびヒノキの花粉飛散予測は、北陸と東北の一部、および中国地方の一部で、例年よりやや少なくなるが、その他の地方は、例年よりも多くなる見込みです。
過去10年の平均値と比較すると、西日本の一部で平均80〜90%程度になるが、その他の地方は、平均値と同じか、多くなる見込みで、半数以上は平均値の1.5倍以上になる可能性が高いと思われます。」となります。

ちなみに、花粉飛散予測は、花粉飛散予測計算式というものがあり、これにより算出されています。NPO花粉情報協会によれば、前年の(今回は2022年の)夏の気象データから予測されます。6〜8月のデータを過去28年間のデータと照らし合わせ、花粉飛散数との相関関係を分析し、算出するというもので、6〜8月のデータとは具体的に、
 @最高気温
 A日射量
 B最高気温年次差(前年との差)
 C日射量年次差(前年との差)です。

 皆様が一番気になるのは、花粉飛散量だと思いますが、たとえば関東地方では2022年より多くなるようです。東京都心(千代田区)では過去10年間平均値が5,131個に対し、2023年は8,897個/2023年予測値(1.7倍)となり、かなり高値となっています。東京だけでなく、神奈川の横浜市は過去10年間平均値3,868個に対し、2023年は8,513個(2.2倍)、埼玉県さいたま市は過去10年間平均値5,832個に対し、2023年は14,207個(2.4倍)、千葉県船橋市の10年間平均値5,645個に対し、2023年は11,972個(2.1倍)といずれも2023年の予測値は10年間平均値の2倍前後となっています。過去10年間平均値も決して少なくはない数字です。花粉症を持っていらっしゃる方であれば、鼻症状(くしゃみ、鼻漏、鼻づまり等)の他に眼の症状(眼のかゆみ、流涙等)も出てくるくらいの数字ですが、その過去10年間平均値の2倍の数の花粉が飛ぶということは、ちょっと想像できません。

 2023年の飛散予測値はあくまでも予測値ですので、これを下回ることを祈るしかありません。それともう一点、救いになるかもしれないことは、皆様がこのところマスク生活を続けておられるということです。これが花粉症にとってはとてもとてもよいことなのです。
花粉症の治療法ですが、以前以下の4つをご紹介しました。
(1)セルフケア、(2)薬物療法、(3)手術療法、(4)アレルゲン免疫療法
この(1)セルフケアの中に「飛散の多い時の外出を控える。外出時にマスク、メガネを使う。」という項があります。まさにこれなのです。
小さく、サラッと1回しか出てこないのですがとても大切なことです。皆様、現在は外出する時は大抵マスクをを装用しています。ですから知らず知らずのうちにセルフケアのうちのマスク装用はできていることになります。2022年の花粉症は花粉飛散量も過去10年平均値より少なめでしたが、皆様がマスクを装用していたため、比較的症状が軽くすんだ方が多かったです。
ただ鼻症状はマスク装用で防ぐことができますが眼症状は防ぐことができませんのでご注意下さい。

スギ・ヒノキ花粉飛散情報は、この後第2報もでますので皆様注意してお待ちください。飛散予想値が第1報より低くなることを希望してやみません。

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