| Tea-break・・・矢部院長からのちょっといい話当月のTea-break > tea-breakバックナンバー ○ 2005年9月 「のどがとっても痛ーい!!」  ある朝目ざめると、のどの大変不愉快な痛みに気づいたあなたは、思わず舌うちをして、 「しまった。ゆうべ湯ざめをしてしまったのかしら。」 「どうしよう、きょうは大事な仕事があるのに。」 などと、いろいろと思いをめぐらすことと思います。のどの痛みは、だれでも年に何回かは経験する症状です。     のどは、鼻と口につながっています。 つまり外界と直接接しているため、ウイルスや細菌などの抗原に出合う機会が、大変多い場所です。 このため、いろいろなリンパ組織(扁桃腺やアデノイド等)など重要な免疫のはたらきが備わっています。人間の体のつくりは、とてもうまくできているのですが、それでもやはり、のどが痛くなることはあります。     のどが痛い場合、原因がウイルスや細菌の感染にある場合には、急性咽頭炎、急性扁桃炎、扁桃周囲炎、などがあります。これらが大部分です。  感染以外の原因としては、ごく少数例ですが腫瘍性の病気や、外傷、異物(何かがささった)等があります。    のどは、耳鼻咽喉科専門医が見れば、かなり奥(食道や気管の入口)まで直接その場で見ることができ、のどの痛みの原因も、ほとんどみつけることができます。 「のどが痛い」という症状でも、急性咽頭炎(いわゆるかぜ)の他に、急性扁桃炎(高熱を伴うことが多く、のどの痛みも強い)の場合もありますし、急性喉頭炎(声がかすれる)を合併している場合も多く、大変複雑です。次のような場合には要注意です。 「単なるかぜ」と思い込まず、ぜひ耳鼻咽喉科医に御相談下さい。  ▽気になる「のど」の症状 
     のどの痛みが大変強く、のみこみがつらい。のみこめない。息苦しい。声がかすれてきた。首がはれてきた。のどが痛い、異和感があるなどの症状が長く続いている。などなど。  |