やべ耳鼻咽喉科からの花粉速報
○ 平成25年春のスギ花粉飛散予測
さて、2013年春の花粉飛散の予測量です。
2013年春のスギ・ヒノキ科花粉飛散総数は2012年6-8月の気象条件と9月下旬のスギ雄花の花芽調査から、九州と四国の一部地域を除き、2012年を上回り、全国的に平年(過去10年平均)の120~150%と予測されています。
また、過去10年平均の飛散量は、10年前と比較して約2倍になっており、近年の花粉飛散量自体が増加傾向です。つまり、来年春のスギ・ヒノキ科花粉飛散総数はかなり多いと予測されています。またスギ花粉飛散開始は2月上旬~中旬と予想されていますが、2月上旬の気温次第でこれも早くなる可能性があるようです。
来年春はちょっと心して迎えた方が良さそうです。
早めの対応(初期療法)で切りぬけましょう。
◎「初期療法」について・・・
初期療法とは花粉飛散開始前に治療薬を使い始めるというものです。東日本では飛散開始が2月上旬~中旬ですので、1月下旬からアレルギーの薬を使い始めて下さい。花粉シーズン中(2月~4月)を比較的楽にすごせます。初期療法には次のような3つのメリットがあります。
「初期療法」のメリット
・症状の発現を遅らせる。
・花粉飛散最盛期の症状を軽くする。
・花粉飛散最盛期の薬の種類や量が少なくてすむ。
などのメリットがあります。
また鼻の中の粘膜を、レーザーやアルゴンプラズマ等で焼く手術を考えておられる方は、年内に一度受診して、手術の説明を受ける・予約をする等、早目に準備を始め、納得のゆく治療を受けることをお勧めします。
*今年こそ早めの準備をして花粉シーズンをできるだけラクに過ごしましょう。
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やべ耳鼻咽喉科 院長 矢部 利江 |